PRTR法と大阪府条例の改正について

                                                R5.12.8 
                                大阪大学 環境安全研究管理センター

 PRTR法は、平成11年7月に公布され、平成13年度から施行されてきた。この度、対象物質や対象事業者が見直され施行されています。改正は平成20年11月に続き2回目です。主な改正点を以下にまとめる。

対象物質について
 (1)第一種指定化学物質 (PRTR&SDS対象)
   従来の462物質から515物質に大幅に増加。
   
 (2)特定第一種指定化学物質 (第一種指定化学物質のうち発がん性が高いもの)
   アセトアルデヒド、石綿、エチレンオキシド、カドミウム及びその化合物、
    6価クロム化合物、塩化ビニル、3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン
   1,2-ジクロロプロパン、ダイオキシン類、トリクロロエチレントルイジン
    及びその化合物、ニッケル化合物、ビス(トリブチルスズ)オキシド
    砒素及びその無機化合物、1,3-ブタジエン、2-ブロモプロパン、
   ベリリウム及びその化合物、ベンジリジントリクロリド、ベンゼン、ペンタクロロフェノール
   ポリ塩化ビフェニル、ホルムアルデヒドの23物質(赤字が追加された物質)   
 
 (3)第二種指定化学物質 (SDS対象)
   従来の100物質から134物質に増加。 
 
  
   
施行日について
  PRTRに関しては、令和5年度より適用され、令和6年の届出が最初となる。  
    

  PRTR第1種および第2種指定化学物質(経済産業省のページ)
  大阪府条例第1種および第2種管理化学物質(PRTR指定以外)(大阪府のページ)
  大阪府条例 VOC(大阪府のページ)